研修とは

 社員教育を行う第一歩として、教育を受ける社員の心構えが必要となります。人から何かを教わるときの心構えや姿勢は、社員教育が成功するかどうかの大きなポイントになります。
 また、社員教育を行う際、指導者にもその心構えが必要となります。人に何かを教える時の心構えや姿勢も、有効な社員教育を行うために必要不可欠です。
 どちらも重要な要素となりますので、社員教育を受ける社員、または社員教育を実施する指導者の双方がこれを意識する必要があります。

社員の心構え

 社員教育を受ける側にとって大切なことは、やはり教わり上手になるということです。仕事のできる人は教わり上手だとよく言われます。どんなに教える側がベテランで敏腕な指導者だとしても、教わる側に教わろうという意欲がないときっとこの社員研修は成果を上げることはできないでしょう。
 社員教育を受けるのであれば、教わり上手な社員になりましょう。そのために必要なのは、まず素直さです。頑なな理屈で物事を考え、教わった事柄を素直に受け止めることができない人がしばしばいます。これでは、折角の社員教育も徒労に終わってしまいます。教わった事柄はまず素直に受け止めるよう心がけましょう。まずは素直に受け止めることで、疑問点などが出てしまった場合には、その都度解決していくことができます。まずは素直に教わるという姿勢が大切です。

指導者の心構え

 社員教育を行う側にとって大切なことは、やはり教育を受ける社員に成長して欲しいという気持ちをもつことです。社員教育の成功は、言うまでも無く、教える側の力量に左右されます。どんなに教わり上手の社員でも、教える側にこの姿勢がなければ、社員教育は成果を上げることはできないでしょう。
 教え上手な指導者になるためには、「知っていること」と「教えられること」は違うということを認識することが大切です。知っているだけでは、それを人に教えようと思ってもなかなかうまくいきません。教えるためには、まず人に理解をしてもらわなくてはなりません。人に理解してもらうためには、今自分が知っている以上の知識が必要となります。そして、その知識を人に伝えるためには、教えられる側の立場に立って情報をまとめておくことが必要です。

 また、優れた指導者は、「褒める」と「叱る」を上手く使い分けることができます。でも、人には褒めて伸びるタイプの人と、叱って伸びるタイプの人がいます。教え上手な人は、教える相手を適度に褒め、適度に叱ることができます。人は褒められると、今までの頑張りを認められたという安心感が生まれます。この安心感は教わる側にとってはとても重要な要素となります。頑張っていることを評価をされたことが嬉しく、また頑張ろうというモチベーションにつながるのです。優れた指導者は、このように社員のモチベーションを上手く向上させることができます。