研修とは

 社員研修とひと口に言っても、その内容は様々です。新入社員から役員まで、営業部門から開発部門まで、全ての社員にとって有効な研修というというのは、想定し難いでしょう。
 新入社員、若手社員、中堅社員、次期リーダー、管理職といったように、階層別に分けた社員研修を行うのが、一つの方法です。ビジネスマナーやマネジメントスキルなどの基礎的能力が比較的近い社員が一緒に研修を受けられるので、非常に有効です。
 専門的技術を向上させるには、職能別の社員研修が有効です。営業マン研修、人事担当者研修、エンジニア研修、財務管理研修などといったものがその例です。また、プレゼンテーション研修、交渉力研修、ITスキル研修など、特定の技術向上に特化した社員研修も存在します。

 以下、代表的な社員研修を紹介します。

新入社員研修

 新社会人として会社に入ってきた新入社員が真っ先に受ける社員研修です。新卒の新入社員は、右も左も分からない状態で社会へ放り出されますので、社会人としての自覚やビジネスマナーを身につけさせる社員研修が必要なのです。新入社員研修は総じて厳しい内容のものが多く、ハードなカリキュラムが組まれています。新入社員に学生気分を払拭して、一人前の社会人として成長する契機を与えるためです。

 新入社員研修は、どの企業も重要視しており、経費削減のため他の社員研修は減少傾向にある中でも、新入社員研修だけは多くの企業が毎年時間とコストをかけて行っています。新入社員研修は他の研修よりも長めの期間がとられている場合が多く、数週間から数ヶ月に及ぶ研修を行っている企業もあります。

営業社員研修

 営業部門向けの社員研修に力を入れている企業も多くあります。営業の業務は企業の業績に直結しており、また営業の能力は個々の社員の間で大きな差があることが多いからです。営業部門の社員が育っていないと新規の顧客を取ることが出来ず、企業としても成長が足踏みしてしまいます。企業が成長していく為には、社員研修を通じて営業力を強化し、業績を上げることが不可欠なことだからです。

 営業社員研修では、営業に必要なセールストークやマーケティング能力、顧客とのリレーションを深める為のコミュニケーション能力やリスクマネジメントなど、営業の仕事に直結するスキルを身につけていきます。

管理職研修

 管理職が十分に育っていないと、その下につく社員達の成長も見込めず、また社員のモチベーションも下がってしまう恐れがあります。継続的に業績を上げられる強い組織を作るためには、管理職の社員研修も重要です。
 管理職研修は、部下を適切に配置し、効率的に動かすためのマネジメント能力やコミュニケーション能力、業務全体を円滑に運営するための計画管理・リスク管理能力などを伸ばすための社員研修です。

経営者研修

 経営者たる社長のための研修というのもあります。言うまでもなく、経営者は会社の要です。経営者が率先して変わらなければ、会社は変わりません。
 社長研修では、経営理念や会社のビジョンを策定し浸透させるためのノウハウ、判断力や決断力の強化などの他、強い組織を作るために必要なあらゆるスキルや知識の強化を行います。