研修とは

 新入社員研修というと、挨拶や名刺の渡し方、来客対応といったビジネスマナーの研修ばかりがイメージされがちです。もちろん、学生から社会人になったばかりの新入社員にとって、研修によってこれらの基本的なマナーを習得することは非常に重要です。

 しかし、新入社員はキャリア上の基礎訓練期であると同時に、リアリティショックの時期でもあります。
 新入社員は入社前に抱いていた仕事のイメージと現実の仕事のギャップを感じ、自分のやりたかったこととは違う、こんなはずではなかった、というようなショックを受けます。そのため新入社員は、仕事なんてこんなものというネガティブな意識に陥りがちです。このままの状態が続いた場合、職場に適応できずに早期退職しまったり、心の問題を抱えてしまったり、モチベーションの低いまま在籍しているといった問題が発生してしまいます。
 そのため新入社員研修においては、新入社員のリアリティショックを和らげ、前向きに乗り切るための支援を行うとともに、配属先の先輩や上司と連携しながら、新入社員の育成と早期戦力化を図ることが重要です。

 また、団塊世代の退職と、それを補うための新入社員の大量採用によって、企業の人員構成は、急速に若年化しつつあります。そのため、新入社員に期待される役割も大きなものとなる一方、新入社員の意識が追いつかなかったり、十分に戦力化されないまま現場に投入されたりするという問題が出てきています。
 そこで、新入社員研修においては、若いうちから次世代リーダー候補としての期待を明確に伝えるとともに、早い時期からキャリア開発意識の醸成や段階的なスキルアップを支援することがポイントです。